アオミオカタニシの貝殻は透明

…あまりに原稿がはかどらず、徹夜してしまいました。
明け方に気分転換をしようと近所の公園へ散歩に出ると、緑色のカタツムリことアオミオカタニシに遭遇。沖縄だとオールーチンナンと呼んだりもします。
住宅街にポツンと立地する公園ですが、いるもんですね。林を切り開かれて以来、この公園で細々と代を重ねてきたのでしょう。

▲立派なアオミオカタニシの成体。老成してくるとこのように白みがかる。がぶ飲みメロンクリームソーダ色。

TG-5を持っていたのであのかわいいフェイスの撮影を試みますが、ライティングした瞬間に帽子のつばを下ろすように顔を隠す。
はぁ？カマトトぶってんじゃねえぞ！殻口反りまくってる成貝のくせによ！！
▲「いやん！」みたいなムーブで目元を隠しやがる。ちくしょうかわいい！

▲参考：ホントはこんな顔です。

それでも粘るが、次第に大量の蚊が集まってきたので退散！次は必ずパパラッチしてやるからな。
しかし、撤収直前にいいものを拾いました。アオミオカタニシの貝殻です。
▲アオミオカタニシの貝殻

誤解されがちですが、アオミオカタニシの鮮やかな緑色は貝殻の色ではなく中身の色。
貝殻はこのように薄く、透明です。漢字で書くと『青身陸田螺』ですからね。
でもアオミオカタニシ的にはよかったかもね。ミドリパプアマイマイみたいに殻自体が緑色だったらコレクション目的で乱獲されていたかもしれないし。
この色合いを堪能したい人はぜひ沖縄へ！まとまった緑地があれば意外と南から北までいろんな場所で見られますよ。…だんだん減ってはいるようだけれど。