ただいま関東-東海-関西の順で西へ西へと出張行脚中です。
一週間沖縄を離れると、体がナイチャーの勘を取り戻すようで寒さにも慣れて来ますね。
虫がいないのと遠くに見える山々が灰色なのは寂しいばかりですが…。
ところで先日、gasagasaの半澤さんやゲテモノハンターのケイタさんたちに声をかけてもらいダンゴウオ探しに行ってきました。茨城在住の頃からずっとトライしてみたかった遊びなので、出張ついでに仲間と行けるならこれ以上のことはなし。
…一人きりでレンタカー借りて夜の海へ立ち込む、というのも楽しいんですがお金も精神的なカロリーも高くなりがちなのでね。こういうタイミングを待ってました。
この時期限定の遊びであるダンゴウオ探しの舞台はタイドプール(潮溜まり)。干潮前の海辺で待ち合わせ。ぞろぞろやってくる人影の数、およそ10。物好きだなあ、と思いつつ挨拶を交わすと皆どこかで見た顔ばかり。……なんかその界隈では有名な人だらけのものすごい豪華メンバーでした。
これならどれだけコンディションが悪くても絶対見つかるはず!誰か見つけるはず!
…まぁ最初に見つけるのは俺だけどな。こういうの得意だからな。
しかし最初に「いた〜!!」の声をあげたのは半澤さん。今シーズン数回目の観察らしく慣れたものです。もう対ダンゴウオの目ができている。
一斉に半澤さんの元へ。指差す先の水中には…なんやろ?グミ?和菓子?スライム?なんとも形容しづらい物体がフヨフヨと漂っている。サイズは森永のチョコボールくらい。
ただ一つ言えるのは「かわいい…」。
これまで写真や映像では何度も見ているダンゴウオ。水族館で展示されているのだって見学したはずだ。でも、実際にフィールドで出会った姿から感じる魅力は段違い。
「こりゃ真冬にいい大人が磯遊びに出かけるわけだわ…。」
と納得。
その後しばらくは堰を切ったように「いた」の合唱。ダンゴウオ4匹に加えてミミイカやマメダコ、シロウミウシといった磯のアイドル各たちが次々とメンバーによって発見されていく。
ミミイカたちの画像?
…無いよ?
だって僕はダンゴウオはおろかミミイカとかかわいい系一種類も見つけてないからね。写真撮ってる余裕あるわけないじゃん。「平坂さんすごーい!ゴイスー!」って言われたいじゃん。
ミミズハゼとかタツナミガイとかクモガタウミウシとかキモい…じゃなくて通好みなやつばっかり視界に留まる。
やっぱりこっち系が得意というか、そういうものに対応した目になってしまっているっぽい。沖縄でオニダルマオコゼばっかり探してる弊害かもな。
しかし、そこから先は全員ダンゴウオに遭遇できず。発見!の歓喜を味わえたのは一部の『持ってる』人たちだけでしたが、自然下で4匹も見られれば上々なのでは?
個人的には大満足です。
しかし帰りの道中で同行者に「平坂さんわざわざ沖縄から来て1匹も見つけられないとかヒドすぎませんか?」と言われたのが悔しかったのでまたリベンジします。
見てろよ、次は3色揃えてダンゴ三兄弟を見せたるからな!