ゴールデンウィークはチケット代が高くなるので遠征はパス。
代わりに本土からたくさん友人達が遊びに来るので彼らの案内に専念しました。
案内といっても一緒になってバカンスを謳歌しただけなんですが。
まずは東京から沖縄へ凱旋?してきた大学時代の友人一家が「プレコを手づかみしてみたい」というのでアクセスのいい川へ。
沖縄時代は海遊びがメインの友人だったので、勝手の違う川では少々苦戦。しかしそれだけ白熱!子どもたち置いてきぼり気味で親父ヒートアップ。
後半で学生時代に培った野生の勘を取り戻したようでバシバシ捕獲。子どもたちにかっこいいところを見せていました。
▲マダラロリカリアこと沖縄に定着しているプレコ(南米原産)
子どもたちは初めて見る野良プレコに大興奮。
外来魚としてよくないイメージがついている彼らですが、やはりこの造形はかっこいい。
観賞魚として大量輸入されるのも納得だよなぁと子どもたちのリアクションを見て再確認。
さらに別の親子(沖縄本島在住)はオオウナギをご所望。
僕が何をするわけでもなく、ビーチパーティー中に細い流れ込みでさらっとお父さんが発見。
国頭郡で行われる「ウナギつかみどり大会」の練習にと子どもたちに捕獲させていました。
いいよなぁ。親子でこういう遊びできるって。
…というか、周りの同年代がみんな子持ちになっとる……!
しかも二人目三人目は当たり前。
焦りを感じるGWでもありました。
そしてオオウナギといえば畑の水路でこんな魚を発見。
…そこ純淡水だぞ!
沖縄で度々耳にするオオウナギにまつわる怪情報の謎が解けたかもしれません。
ほかにも小さな発見色々。
北部の道の駅でなーんか変なシルエットの鯉のぼりがはためいてるなと思ったら
ジュゴンのぼりだったり。
道の駅そばで友人の愛車のブレーキにトラブル発生。レッカー出動したり。
なぜか沖縄の地でなまはげの包丁を再現してる人に出会ったり。
非常に珍しいヤリイトヒキベラを飼っている人がいたり。
それから話が変わりますが、今年の沖縄はどうにも肌寒い。
気温が低いというのもありますが、とにかく毎日風が吹いていて乾燥している。
こうなると爬虫類や両生類、特に蛇の観察が難しい。
GW中には一度ハブを見に行きましたが、ハブ探しの名人と一晩かけて中型個体が一匹のみ。
そしてなぜかその一匹の写真を撮り忘れるという…。
爬虫類といえば不思議なもので、天然記念物のクロイワトカゲモドキは南部でも北部でも、季節に関わらずやたら遭遇するようになってしまいました。
この一年、明らかにキノボリトカゲよりも多数見かけています。
これまでと散策する環境とタイミングがそれだけ変わってきたということでしょうか。
また、近所のニューギニアヤリガタリクウズムシだらけだった公園はいつのまにか別種のヤスデ食いウズムシが優占。草刈りの影響かな?
腹部の口器を使った捕食シーンはいつ見ても不思議。
…今は不気味なほど涼しい沖縄ですが、とはいえ外に出てみればあちこちに初夏を感じます(本来なら初夏どころか真夏を感じる頃合いだと思うんですが)。
▲イヌビワから落ちてきたイシガケチョウの幼虫。成虫も多数乱舞。
▲アダンも少しずつ熟しています。
というわけで忙しいながらもとても楽しいゴールデンウィークだったのですが、連休明けの今になって自身に異変が…。
なんか…気持ちが緩んでしまって全然やる気が起きない!!遊んでもらったみんなの開放感&ホリデイ感にアテられたのかもしれません。
もしかしてこれが五月病…?
連休なんて関係ない身分のフリーランスにあの空気感は毒だったのかも。
まぁまぁ、ここから立て直して行きますよ。
とりあえずは来週の大阪イベント『珍生物大宴会4』の支度を始めたいと思います。
みんな来てね。そして元気を分けてくれ。