年始、実家に帰省した際に近所の港をのぞいたところ、直売所でハコフグを発見。
閉店間際でしたが、これだけ売れ残り…。
長崎でもそう一般的な魚ではなく、食材としての認知度は低いのです。
というわけで僕が買い上げることに。700円なり。
▲体表の粘液は有毒とされており、念入りにたわしで洗い落とす必要がある。
お店のお兄さんに聞けば「殻（と表現するしかないわなぁ）から肝と身を取り出して味噌で和え、また殻に詰め直して焼き上げる『味噌肝焼き』がおすすめ」とのこと。
じゃあ言われた通りにやってみますね。
▲肛門から口元にかけてハサミを入れ
▲消化管などを除去、肝を取り出す。肝でかいな！興奮してきた。
▲続いて身も手で掴み出す。
▲まず肝を叩いて
▲味噌で和えながら煮る。甘口が好きな方はここで砂糖を加えてもいいとか。
▲煮詰めた肝と白身を和えて
▲殻（？）に詰め直してアルミホイルで包み、トースターへ
▲完成。ネギでも散らせば見栄えも良くなったんでしょうが、深夜作業で腹も空いていたのこのままいきます。ホイルに染み出した油の量が尋常でない。
▲うんめぇ…
味はというと、ちょっとびっくりするほど美味いです。
何がびっくりってこんなに美味い魚が売れ残っていたことにびっくりよ。
可食部の量に対して700円はそう安くないと思ったが、いや改めます。この味ならお安い。
何と言っても肝のコクが素晴らしい。
お兄さんは「ちょっとクセがあるかも」と言っていたがとんでもない。クセがあるとしたらそれは魚の肝臓特有のものであって「ハコフグだから…」というわけではないはず。
白身にも肝の旨味がしみて…。美味い美味い。
…あっ。肝で和えない場合の身の味を確認するの忘れてた。
それはまた次の機会に…。
次回は沖縄でクロハコフグを自家採集してトライかな？
あー、早くまた食べたい。