このところ妙に忙しく、なかなか落ち着く暇がありません。
森も海も楽しい季節なんですが…。
しかし、ブツブツ言っててもしょうがない。たぶん、ちゃんとしたサラリーマンの方々と比べればまだ僕は時間の融通が利く方なはず…。
というわけで、隙を見てちょっとだけ大潮干潮の海へ。
とりあえず真っ先に目につくのはアバサーことハリセンボン。
今年は数年おきにやってくる大発生の年らしく、磯も漁港もハリセンボンだらけ。
見つけるとついつい拾って膨らませてしまいます。可愛いから。
陸上で膨らませると海水ではなく空気を吸い込むため、海に放してもしばらくは潜れず、浮かんだまま潮に流されます。
しかし怒りがおさまり(?)体がしぼむと、また何事もなかったかのように泳ぎだします。
さらに続いてシマウミヘビ発見!しかし様子がおかしい…。
石の隙間に顔を突っ込んで動かない。掴んでみると…。
絶命しています。一体何が…。
隙間に引きずり込まれていた頭部を見ると、見事に延髄を破壊されています。こら死ぬわ。
カニの仕業でしょうか。
あとはシカクナマコとか
オウギガニの仲間など定番の種を観察。
ところが帰り際に潮の引いた波打ち際を歩いていると…。
捨てられた?もしくはちぎれて流された刺し網が。そしてそこには
大きなオウギガニや
これまた立派なコモンヤドカリが絡めとられていました。
こりゃあいかんと網を切って救助。しかしこのカニの藻まみれっぷり!ひょっとすると数日間ここで絡まりながら浅瀬の太陽光を浴び続けていたのでは…。
とすれば干潮の時間帯は完全に気中に晒されるわけで、さぞ苦しかったことでしょう。
網や釣り糸は野生動物にとって脅威です。放棄しないようにしましょう。
汗をかいた後、食堂で食べたタコのアンダンスー(あぶらみそ)が美味しかったです。
昔はアンダンスー苦手だったけど、最近は舌が沖縄ナイズされてきたのかもしれません。