ダイナンアナゴの巨大蒲焼き

昨年もテレビ番組からダイナンアナゴの写真資料提供の依頼が来ました。
というか、ありがたいことに毎年依頼があります。
ダイナンアナゴとは東京湾なんかで採れる巨大なアナゴの一種。


▲よく貸し出す画像

都心からほど近い場所で釣れる上にまんま『巨大なアナゴ』という見た目のインパクトからテレビをはじめとするメディアでよく取り上げられる魚です。
かくいう僕もたびたび番組やウェブ記事で紹介しています。

デイリーポータルZ:横浜中華街から「アナコンダ狩り」へ!
デイリーポータルZ:巨大アナゴ「ダイナンアナゴ」をおいしく食べたい

釣るだけ、見るだけでも十分なほどの迫力と魅力を持った魚ですが、アナゴとあらばどうしても食べてみたくなるのが日本人。それもやはり蒲焼でね。

僕もかつて二度ほど蒲焼きに挑戦しました。

一度目は自宅で調理しましたが、スペースの都合でほんの一切れを焼き上げるので精一杯(といってもフライパンに収まらないくらいのサイズでしたが)。
火加減の調節も満足にいかず硬く仕上がってしまうなどやや不満の残る結果に。

二度目は読売テレビの企画で。
この時は調理場も広く、調理器具もバッチリ揃っている。そして何よりスタッフさんたちがいるので丸々1匹調理しても食べきれる!ということで尾頭付きの一本焼きに挑戦。

七輪を並べてじっくり焼くこと數十分。ふっくらと仕上がった蒲焼は自宅で作ったものよりもずっと美味…ではあったのですが、やはりタレの味が身に染みない、脂のノリが薄いなど普通のアナゴ(マアナゴ)には及ばず。
なめろうや天ぷら、つみれにするのが良いという結果に。

▲新鮮なうちはなめろうもいい。あっさりしているが叩くほど粘りが強く出る。

実際こうした大型のアナゴ類はほぐし身にして使ったり、すり身原料として活用されることが多いのだとか。
皆さんもダイナンアナゴやクロアナゴが釣れたら新しい食べ方を研究してみてください。
蒲焼や煮穴子は…おすすめしません。

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