対馬最終日、朝マズメだけトライした魚釣りについて。
実はハナから魚なんて釣るつもりはなかったんです。
二週間前に家を出るときは「時間があればちょろっとイトヨリとヌタウナギでも…」と思って竿を持って出たんですが、その一本きりの竿が対馬渡島前の海外ロケでポッキリ折れちゃってたんですわ…。
あー、もういいや。どうせ台風で二日潰れて、あと二日は講演と虫探しとニホンミツバチ取材で時間ないし。最終日に至っては余力がなくて午後までダラダラして飛行機へ乗るだけに決まってる。
という具合に覚悟決まってるところに対馬観光物産協会の方々から「最終日、朝イチでショアジギング行きませんか?」というお誘いが。道具は貸してくれるし、岸から青物が狙えるとっておきのポイントにも案内してくれるとのこと。
ンッンー?余力あるかな?たぶん無いぞ。でもここで断ったらなんていうか『負け』だよな。このお誘いはご厚意であり、挑戦でもあると受け取った。
朝の四時集合?…四時?……楽勝っすよ。
結果、徹夜で参戦してよかったです。
あんなに至近距離であんなに大きなナブラが立ちまくるなんて沖縄でも見たことなかった。
ヤズってトップウォーターで釣れるんだね…。岸から…。ペンシルベイトなんて三年ぶりくらいに投げたっすよ…。
しかも案内人である『対馬地域おこし協力隊』の小宮さんに至ってはこれまたダイビングペンシルででっかいヒラマサ掛けちゃうし。
足元でするっと逃げられてしまったようですが、対馬の凄さは十二分に伝わりました…。
▲オキエソなんぞ小物も釣れて
▲対馬らしい綺麗どころ、イトヨリも釣れて。
さらに朝マズメが終わると釣れた魚を沖縄へ送るべく地元の漁師さんを訪問。島外からやってきた若手漁師がシェアハウスでチームを組んで操業しているという変わった形態。色々と対馬の魚についてレクチャーをいただきました。
さらに遊漁としての釣りについて聞けば根魚も豊富で冬になっても色々な魚の顔を見られるらしい。泳がせ釣りも面白いそうだ。
うーん、近いうちに純粋な遊びとしての釣りを楽しみにまた訪問しないといけない。最近、仕事としての釣りしかしてなかったしな。いい気分転換になった最終日でした。