さあ、今年も講師として呼んでいただきました対馬楽講座!
そして実際にフィールドへ出ての昆虫観察会!どちらもたいへん盛り上がりました。
講演はソーシャルディスタンスのためかなり定員を絞っての開催でしたが、昨年同様に老若男女が聴講に来てくださいました。
多くの方がメモをとりながら真剣に対馬の自然と生物について学んでくださいました。
長崎出身とはいえ、沖縄在住の人間が地元の自然について語るのを受け入れてくださってありがとうございました。
また、同じく生物や自然への関わりを生業にしている「プロ」の方々もチラホラ。閉会後にはこちらが色々と教えていただきました。今後の訪島時に生かしたいと思います。
そして昨年は台風で中止になってしまった昆虫観察会。今年も長雨&大雨で開催が危ぶまれましたが、なんとか敢行!
悪天候&低気温でそこまで昆虫は多くありませんでしたが、オニヤンマやモンキアゲハといった大物をはじめ、ツシマオサムシ(ヒメオサムシ対馬亜種)などのご当地昆虫も登場。賑わいました。
▲子どもたちは小さな虫、地味な虫にも興味津々!ソーシャルディスタンスを保つのがたいへんでした!
さらにはアオダイショウも登場!
昆虫を差し置いて当日いちばんの盛り上がりを見せました。
また、やっぱり子どもたちは花形が見たかろう!ということで前日に主催の対馬観光物産協会の方々と僕とで捕まえておいたカブトムシ&ツシマヒラタクワガタもお披露目。
やはりみんな揃って大興奮でした。
無事に全日程を終了したあとは一晩のロスタイム。狙いは対馬固有種のキリギリス、ツシマフトギスと日本最大のクワガタであるツシマヒラタクワガタの大型個体。そして国内では対馬でしか見られないアカマダラ(亜種のサキシママダラは八重山にもいますが)というヘビ。
▲ツシマフトギスの雌。翅はないのにボリューム感がすごい!樹上性かと思いきや、意外にも地表にいました。
ちっちゃいのはすぐに遭遇
さらに60mm超えの個体もポコポコ見つかる!!
すごい!本土のヒラタクワガタなら60mm超えたら大物扱いなのに!しかしこれくらいの大きさになってくると大アゴが伸びてツシマヒラタらしくなってきますね。幼稚園の頃、山口進さんの図鑑を買ってもらって以来の夢が叶いました。
もっと早くチャレンジすればよかったという思いもあり、おっさんになるまで我慢しといてよかったという思いもあり。
満足して雑木エリアを去り、アカマダラを探して夜道を流していると…
でっっっけえ!!
なんと70mm超えの巨大ヒラタが路上を這っているのを発見!ミヤマカミキリかと思ったわ…。
地表徘徊性が強いとは聞いていましたが、まさか探してもいないタイミングで出会うとは…。
さすがに手が震えました。かっこいいぜ!すごいぜ!ツシマヒラタ!
このところ、初モノ狙いの遠征機会がなかったので久々に痺れました。
よっしゃ!この勢いでアカマダラも!と意気込み夜通し走るも、残念ながら見つかったのは礫死体のみ…。
うーん、そちらはまたの機会にだね!
▲もう悲しすぎてまともに写真を撮る気にもなれず…
あ、そうそう。そういえば観察会前夜のクワガタ集めの際にはベーツヒラタカミキリも初採集(逃してあげたけど)。あいつもかっこよかったよー。対馬固有種ではないけどね。
View Comments (0)