タイのマックスバリュではアブラソコムツやバラムツが買える

取材やテレビの収録でちょくちょく訪れるタイ王国。

日本の企業進出も盛んで、言わずと知れたスーパーマーケットチェーンであるマックスバリュもバンコクやシラチャなどに堂々と店舗を構えています。

▲シラチャのマックスバリュ。タイランドナイズドされた品揃えが楽しい。

鮮魚コーナーを覗くとティラピアやヒレナマズ、バラマンディ(シーパーチ)などいかにも東南アジアという顔ぶれが並びます。

▲どこのスーパー、どこの市場へ行っても必ず置かれているティラピア。ピンクの個体もめでたいと好まれる。

▲惣菜コーナーにもティラピア 。

ヒレナマズの切り身。赤い……。

ところが冷凍コーナーを覗くと、なんとも見覚えのある切り身が。

冷凍バラムツ

冷凍アブラソコムツ

『FROZEN OIL FISH』……。

バラムツとアブラソコムツが販売されているんです。輪切りで。

しかも、物価の安いタイにしてはかなりイイ値段します。200gほどの切り身で127バーツ(日本円で450円くらい)!立派な高級食材っすわ…。

今回は「日本食が恋しい」が口癖のシラチャ在住の友人を訪ねていたのでアブラソコムツを一枚購入し、煮つけにして振る舞いました。

ちゃんと「食べ過ぎるとお尻から油が漏れる」という旨は伝えた上でね。

アブラソコムツの煮つけ

最初は恐る恐るな友人でしたが、一度箸をつけると「ブリみたいで美味い」とムシャムシャ食べてくれました。

さすがに漏らされると困るので半分は僕がいただきましたが。

向こうではブリのように煮つけに合う脂の乗った魚が少ないらしいので、タイ駐在組のビジネスマンたちには喜ばれるかもしれませんね。

くれぐれも食べ過ぎには注意したいところですが。

 

4 件のコメント

    • 鱗が完全にバラムツとアブラソコムツでした…。
      「OIL FISH」の英語表記もありますし、消費者を惑わす意図があっての“偽装”というよりは単にタイ語では同じ名称になってしまうだけなのかなと。
      日本でパンガシウスもメルルーサもピンクリングも全部『白身魚』として売られているのと同様に。

      そもそもタイではバラムツやアブラソコムツを流通させること自体が合法なのでしょう。日本では取引が禁じられていますが、そうでない国も珍しくありません。

      • またギンダラは寒い海の魚で、ラベルに記載されている台湾では獲れないのです。
        しかしギンダラとバラムツは脂の乗った肉質には通じるものがあるのでタイでは同様に扱われているのかもしれませんね。

        • ปลาหิมะ(プラーヒマ)=直訳で魚(プラー)、雪(ヒマ)=魚雪=漢字で鱈(タラ)

          おっしゃる通り、似たような魚を全て同じ名前で呼んでいるようですね。

          失礼いたしました。

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