ちゃんと更新する!!と言ったそばから体調を崩してしまい、新年早々に寝込むハメに。
▲特定外来生物に指定されているシロアゴガエル。農地周辺で年中見かけます。
それはさておき、沖縄は冬でも暖かいのがいいですね。
これが寒い寒い内地だったら、さらに症状がこじれていたでしょう。
生物たちにも『冬眠』というものがほとんどないので、野外へ出ればなんだかんだで色々な生物が姿を見せてくれる。たとえ冷え込む夜間であっても。
▲石灰岩のくぼみで羽化するシロオビアゲハ
▲ウマノスズクサにつくオオゴマダラの幼虫。この虫は幼虫、蛹、成虫と全ての形態が派手。
▲黄金色に輝くことで知られるオオゴマダラの蛹。年中繁殖しているのでイマイチ季節感は無いが、冬に見かけるとホッとする昆虫でもある。
で、先日の夜間徘徊中にすごい場面に遭遇しました。
「何かいないかなー?」と石灰岩に空いた空洞の中を照らすと、大きな影がサッと動いた。カニだ!
穴の奥でこちらを睨んでいるのはカクレイワガニ。どちらかというと海浜性の強いカニですが、ここは海岸線からは数キロも離れたエリア。珍しいな、となんとなく木の棒で掻き出そうとして手が止まった!
お前のまたがってるソレはなんだ!?
▲古びた手榴弾の上にまたがるカクレイワガニ。バカなマネはよせ。
…錆びた手榴弾!!
「へへへ。それ以上近づくとドカン!…だぜ?」
とでも言わんばかり。しゃーない、今夜は見逃したる。
雷管残ってる可能性がゼロではないし。
よくあるんですよね。沖縄だとこういうこと。
不発弾はじめ、置き去られた第二次大戦の遺物があちこちに転がっています。とは言っても僕らのように普通の人が踏み入らない場所へ分け入る人たちに限った話かもしれませんが。
あとは農作業や土木工事をされる方々にもわりとおなじみだそうです。
▲農地のわきに転がる不発弾(写真中央の丸太のようなもの)。かつては処理依頼に高額な費用がかかったため、耕作中に発見してもこうして放置する例が多かったとか。
今回も一応地域の駐在さんに報告しておきましたが「あー、またっすか。あざっす!」といった対応でした。慣れっこみたい。
沖縄の自然とともに歴史にも思いを馳せた一夜でした。
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