沖縄にも鉄道があったんだね『軽便与那原駅舎』

沖縄本島の南部へ取材の下見に行ってきました。湿度は理想的だったけど、ちょっと気温が低かったかな。
両生類爬虫類の観察には厳しめだったけれど、3月以降になれば楽しめそうなフィールドがいくつか見つかりました。

で、その帰りに与那原町へ立ち寄り、以前に見かけて気になっていた場所へ。

それは…駅。
那覇市内のごく短距離を走るゆいレールだけが沖縄の鉄道……だと思っていましたが、大正〜昭和初期には南部の糸満から中部の嘉手納を結び物資を輸送する『軽便鉄道』が走っていたそうです。

この『軽便与那原駅舎』は閉舎後も戦火を免れて残存した貴重な国登録記念物。もちろん修繕はされていますが、当時のままの遺構も残っています。
駅舎内は資料館として解放されています。

▲与那原馬車スンチャー(馬車引き)をモデルにしたという『三郎オジー』が出迎え。

特に鉄道ファンとうわけでもないのですが、当時の沖縄本島の文化が気になったのでこの機会に入館。

入場料は100円。入場券は当時の切符を再現しているそうです。

駅舎裏手のに並ぶ鉄筋むき出しの9本の柱は当時からの遺構。

駅舎の規模自体がコンパクトなので内部はスルッと見終えられるボリュームですが、各展示の内容がしっかりしていて見応えがあります。

鉄道ファン、歴史マニアの方々は沖縄旅行の際にぜひ。

「よく残ってたなぁ〜」と感心してしまう、非常に貴重であろう資料ばかり。
軽便鉄道以外にも馬車や船など当時の交通手段に関する展示も多数。

というわけで今回は生物関係ない内容でした。
暖かくなったらまた爬虫類、特にヘビを撮影しに南部へ出張ります。
しかし、まもなく再び東海地方でのロケも控えています。ヘビはそっちが終わってからになるかな?

あー、今また内地に行ったら今度こそ風邪ひきそう…。

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