カク『令和』ガニ!!!!

一週間ほど前、研究者の友人伝いに奇妙な依頼が舞い込みました。
「某海洋研究所と高知の桂浜水族館へカクレイワガニを送ってほしい」というのです。

▲カクレイワガニ。沖縄本島にて。。(爆弾魔なカクレイワガニ より)

……何でよりによって特にこれといった派手さも無いカクレイワガニを?しかもこのタイミングで二箇所の施設が同時に欲する?
考えること数十秒。気づいてしまった。

「あっ。カク『令和』ガニか。」

▲いざ採集。あらためて手に取ってみるとなかなか魅力的なカニです。気づかせてくれた令和という新元号に感謝。

「しょーもな!!!」
…と思いつつ、こういう企画は嫌いでないので引き受けることに。
こういうのがきっかけでカニの魅力に目覚めてくれる子どもたちがいるかもしれない。
現に、僕はこの晩にカクレイワガニの密かな魅力に気づくことができました。
いかにも海のモノです、イワガニの仲間ですという風貌に反して林の中に暮らしているギャップ。
そして暗闇の中、花弁のようにくっきり浮かび上がる紫と白のハサミ。
存外に綺麗なカニですよ、こいつぁ。

桂浜水族館では本日、令和元年5月1日から展示開始。
さっそく人気を集めているようです。
嬉しいですね。

▲某海洋研究所にも無事に到着。展示が始まります。

まさかカクレイワガニにこんな形でスポットライトが当たる時が来るとは。
つくづく世の中わからないものです。

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