ヒメカマキリはハナカマキリ科!!〜近況報告〜

ひっっっさしぶりの更新です。
しかもここしばらく告知記事ばっかりだったしね。近況報告を書くのは7月以来か…!

別にブログに飽きたとかサボってたとかじゃないんですよ。
この夏はやたらと忙しかったんです。それも取材ではなくテレビのロケと講演会/トークイベントで。

▲今夏はとにかくイベントが多い!9月末までコンスタントに各地で登壇させていただきます。

▲海外ロケにも行ってきました。今月もまた同じ番組の撮影で別の国へ行ってきます。

9月なんて6日間しか自宅で過ごせない計算です。その6日間も飼育している虫たちや水草に最低限の世話を施して終わるんですが。

で、明後日からまた出張。海外ロケ〜対馬講演会をノンストップ、ノンバックホームで。せわしないですがどちらも楽しみです。

しかしあまりにも個人の時間がなさすぎる(と感じるだけで、ちゃんと無駄な惰眠を削ればどうとでもなるのかもしれませんが)。
仕事こなしたらホテルで寝る。起きたらその日の現場へ。仕事する。寝る。の繰り返し。ここでいう仕事とは「しゃべる」系が主。たまに原稿も書く。
これはいかん。なまっている体がさらになまる。取り返しのつかないレベルに。

考えてみれば二十代の頃なら多少無理を押してでもフィールドに出ていたはず。地方に出たら野宿しつつ複数のネタを取材することだってざらだったのに。いつのまにか忘れていたぜ、一陣の風でしかなかった頃の自分を。

というわけで、自分に鞭を打つべく大阪ロフトイベントの後はホテルも取らず電車で某河川へ。
ここで徹夜でビワコオオナマズとカワヒバリガイとマツモトカイメンを探したのももう8年前か…。

▲8年前に釣ったビワコオオナマズ。あの頃に帰りたい!というわけで…

あの頃の自分に戻るべく、徹夜で川辺を行脚。まだビワコオオナマズは小さな個体しか見られてないんですよ。90cmくらいある青い魚体を拝みたいの!
その一心で学生時代に戻った気分で手が痺れるまでルアーを投げる!投げる!

▲でっかいルアー投げまくってたらでっかいブラックバスが釣れた。狙っていた魚ではないけどドキッとした。ある意味関西らしい魚。

結局ブラックバスが釣れただけで11時間に及ぶ一人アンチエイジング釣り合宿は終了。
でもなんていうか、身も心も若返る感じで超楽しかった〜〜!!魚のアタリなんて無くても全然苦にならないし。釣れたらブラックバスでも素直に「かっこいいなこの魚…」って思えたし。言わずと知れた外来種ではあるんだけどさ。しゃーない。それ自体は生物としてかっこいい姿なんだもん。
なんか文体もちょっと若くなってる感じするもんな。これ書いてる今も。

後、ここ数ヶ月で小さな生物を見つける目がすっかりダメになった気でいましたが、一晩歩き回ったらだいぶ回復したように思います。

▲本土のオオゲジは久しぶり!琉球のとはやっぱりちょっと雰囲気が違う気が。「どこが?」と訊かれたら答えられないんだけどさ!

久しぶりに遭遇できて嬉しかったのがこれ。
超小型のカマキリ、ヒメカマキリ。

ヒナカマキリと混同しやすいですが、翅が無い(長翅型が出現する個体群もある)のがヒナカマキリで翅がある=普通のカマキリのミニチュアっぽいコレがヒメカマキリ。

……と偉そうに講釈たれてますが、実は自信なくなってこの記事書く前に調べ直したんですよ。
そしたらなんと!ヒメカマキリは日本産カマキリ類で唯一のハナカマキリ科に属す種なんですって!知らなかった!!

ハァ〜、日本にもあのカマキリ界のトップスターであるハナカマキリの眷属がいたんですね。
やはり昆虫は奥が深いね。知ったかぶってちゃもったいないね。「◯◯ハンドブック」あたりを揃えて身近なところから勉強し直した方が良さそうです。

というわけで、初心を思い出した素敵な一晩でした。
やっぱり好きなこと、楽しいことは多少の疲れを押してでもやるべきなんですね。

明日からまた激務の渦に再び身を投じるわけですが、外歩きとブログ更新は無理を押してでもこなそうと思います。
…更新がなかった場合は無理を超えて疲れてるんだと思ってください。よろしく!

3 件のコメント

  • アウトプットとインプットのバランスは忙しくなるほど難しくなるんでしょうね。業界は違いますが福山雅治さんとか、長期休養挟みつつ第一線で活躍し続けてる方なんかはそれでバランスを保ってるのかもしれません。ターミネーターみたいな体だったらそんなのお構いなしでへっちゃらなんでしょうけど。このまま文明進めるなら、人間の体って結構限界近いと思います。

    • 数年ぶりでしたが、洪水やらそれに伴う改修工事やらで結構地形が変わったように思えました。
      きっと昔から刻々と姿を変えてきた、百面相のような川なのでしょうね。

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